本気の人『つげ櫛の職人』。

いつも、私がビビッとくる情報を提供してくれる友人がまたもや素敵な方を紹介してくれました

みなさん、櫛（クシ）をお持ちですか？

私も初め友人に同じコトを質問されたとき、

「櫛？？」ブラシならあるけど…と答えたんですが　広島さんの作品のつげ櫛を見せてもらった瞬間、ちょっと大げさなんですが息を呑んでいました。

「何…これ。。」

つげ櫛の硬さの中に、

柔らかく優しさを感じる丸みと凛とした厳しさ。

作った方に会ってみたい

そう思いました。

仕事柄、技術とサービスをお客さまに提供する立場ではありますが、技術＝職人という意味では学ぶことが沢山あるのでは？と話を聞いた一週間後には会いに行ってしまいました。

創業200年7代目　広島つげ櫛店（埼玉県大宮区）

広島政夫さん

腰の低い、肌に透明感のある70代の方。

櫛と関わることになるまでのプロセスを伺い、

想い、譲らない職人気質。

瞬間に味わう職人としての醍醐味。

予期せぬ環境の中でやり抜こうとする想いから生まれた新しい手法。

その瞬間に内側の中で変化していく。

自分の腕と人間でなくては感じとることのできない微妙な感覚を感じ取り作り上げるプロセス

そこには本気で取り組み、ぶれない自分をしっかりと持っていないとできない神業がありました。

まさに、座右の銘

髪（神）は細部に宿る！

1ｃｍに18本歯入りするつげ櫛　髪を通したときの地肌に心地よい刺激を与え、昔の人が髪を育てていた感覚に触れて気がします。

忘れていた日本人の心

上手く言葉にできませんが、

「仕事って人生そのものだっ！」、と

改めて想った瞬間であり、私もそんな仕事をこれからもしていきたい

通された部屋の天井の近くの壁に掲げられた『本気』というお題の言葉をみなさんにご紹介しますね。

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本気ですれば大抵のことはできる

本気ですれば　なんでもおもしろい

本気でしていると誰かが助けてくれる

　　　　　『本気』　長野　安楽寺禅寺にて

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彼はこの言葉を目にしたとき、

まさに自分がやってきたコトだ！と思ったそうです

人と比べるのではなく、自分らしく生きたい！

彼に出会って改めてそんな風に想いました。

出逢いに感謝

貴重なお時間をありがとうございました。

そして、友人に感謝です

古事記より櫛は神聖なものされ、女性には「お守り」とされていました。

これは1ｃｍ13本歯です。